アメリカ軍がグリーンランドへの侵攻を開始した場合に備え、デンマーク軍は領内の主要な空港の滑走路を爆破する計画を立てていたと現地メディアが報じました。

 デンマーク公共放送「DR」は19日、政府関係者などの話として、今年1月にグリーンランドに派遣されたデンマーク軍は爆発物を運んでいたと報じました。

 トランプ政権がグリーンランドへの侵攻を開始した場合に備え、アメリカ軍の着陸を阻止するために領内の主要な空港の滑走路を爆破する計画だったとしています。

 また、負傷者が出た場合の治療に用いるため、輸血用の血液の準備も進めていたということです。

 当時はアメリカがベネズエラの大統領を一方的に拘束する計画を展開した直後で、DRの取材に応じた関係者は「あらゆるシナリオを真剣に検討せざるを得なかった」としています。

 トランプ大統領は一時、グリーンランドの領有に向けて武力の行使も示唆していましたが、1月の演説で「武力を使う必要はなく、使いたくもない」と述べ、否定しています。