お子さんにとって新年度から部活動を始めたり、大きな大会が始まったりという季節ですが、
成長期に筋トレをすると身長が伸びなくなると聞くことがあります。2009年から楽天イーグルスのチームドクターも務めている専門医、田中稔院長に話を聞きました。
仙台たなか整形外科スポーツクリニック田中稔院長「昔は筋力をつけると身長が止まるとか、成長を阻害するというようなことを言われてましたけども、基本的には適度な運動は成長期に絶対必要なので、少なくとも科学的にそういう根拠は無いと思います。骨密度は思春期に最も上がりますから、成長期にしっかり運動をしておかないと骨密度があまり上がらずに弱い骨のまま一生過ごしていく」
成長期に筋トレをすると身長が伸びなくなることは科学的根拠が無く、むしろ運動をしたほうがいいそうです。ただし、成長期ならではの注意点もあるといいます。
田中稔院長「成長期は骨格ができていないので、アンバランスなんですよ。だから強い負荷をかけると部分的に障害の原因になる」
同じ部位に負荷がかかりすぎないようにすることが重要で、そのためには柔軟性も必要で筋肉が硬いと体をうまく使えず、特定の部位に負荷が集中してしまいけがにつながることもあるということです。
田中稔院長「まずはあまり体重以上の大きい負荷はかけない。バランスとかリズム感とか、全体を使うようなトレーニングを心掛ける方がいい。トレーニングの後、最後はストレッチで終わることがいいように思います」
帝国データバンクのデータでは、スポーツジムを含むフィットネス市場はコロナ禍で一度縮小しましたが、近年どんどん市場が拡大していて過去最大規模にまで成長しています。
筋肉量が少ないと基礎代謝が落ちることで太りやすくて痩せにくい体、筋肉は熱を生むため冷え性になりやすい、体のバランスや姿勢が悪くなることで腰痛や肩こりを引き起こす、といった健康への影響もあるということなんです。
田中院長によると、良い姿勢や体のバランスを整えるためには体幹を支えるインナーマッスルを鍛えることが大事です。
インナーマッスルのトレーニング方法です。
1.腕は肩幅ぐらいで背中と腰、足がまっすぐな状態を維持し1日30秒を3セットほど、つらい人は膝をついても
2.膝と腰、背中をまっすぐな状態で維持、1日30秒を3セットほど
とにかく無理せずに、最初から時間を長くしたり回数を増やしたりすると続かないので、まずは簡単なものから少しずつ回数も増やし、1日頑張って3日休むよりも少しで少しで良いので毎日の継続が大事だということです。