4月から、こども誰でも通園制度が始まりました。保護者が共働きであったり病気を患ったりしていて、育児が難しい家庭が子どもを預ける保育所とは違い、こども誰でも通園制度は就労状況などにかかわらず、子どもを保育所などに預けられる新しい制度です。
仙台市青葉区の認定こども園みどりの森は、全国に先駆けて2024年からこども誰でも通園制度を始めました。
料金は1時間当たり300円、対象は生後6カ月から3歳未満の子どもで、現在は13組が利用しています。
2025年から制度を利用している専業主婦の佐藤和子さんと2歳の信希君です。月2回、5時間ずつこども園に通う中で、佐藤さんは信希君の変化を感じています。
佐藤和子さん「自分の意思がいっぱい出てきたなと思います。家庭の中だと接する人たちが限られているので、色々な先生たちや友達と関われる、色々なことをさせてもらえることが、信希にとって良かったなと思います」
こども園の利用は、佐藤さんにとってはリフレッシュになり子育ての悩みを保育士に相談できる時間でもあります。
佐藤和子さん「1歳半検診の時に、言語の発達がゆっくりだと保健師さんから指摘をされまして。でも、先生たちから見ると信希はまだ言葉は出てこないけれども、伝えようっていう気持ちがあるから、様子を見ても良いんじゃないかっていうことを言われたり。やっぱり心強いです。プロの先生にそう言っていただいて、そうだなと思って」
みどりの森高橋恵美さん「なかなか孤立しているお母さんたちもいますし、色々な所に出て行っても、何となく単発でうまくいかなくて出たくなくなっちゃうっていう声もあって。でもこの制度ですと色々なお子さんの状況に合わせて1時間、2時間から始められる方もいるので。子どもを中心に考えられるので、良い制度だなと思っています」
保育園の一時預かりは、傷病や冠婚葬祭などで子どもの保育ができない時に利用できる保護者が都合に合わせた制度です。
こども誰でも通園制度は、子どもに社会性を身に付けさせるために定期的に通園させて健やかな成長を支援する制度です。ひと月あたり10時間以内とされています。
子ども家庭庁保育政策課小泉大吾さん「保育士不足がどこの自治体でも多かれ少なかれ課題となっている中で、実施可能な時間数として10時間ということがまずあります」
子ども家庭庁の小泉さんは、こども誰でも通園制度は保護者の負担軽減も目的の1つとしつつ、子どもの目線を大切にしたいと考えています。
子ども家庭庁保育政策課小泉大吾さん「親にとっての10時間ではなく、子どもにとっての10時間という目線での検討は、まさに必要な視点かなと思います。効果検証をやっていく中で、必要に応じて変更していくことはあり得ると思います」
こども誰でも通園制度の利用は、インターネットから認定申請が必要です。詳しくは、子ども家庭庁やお住いの自治体のホームページをご確認ください。