市街地で相次ぐクマの出没を受けて、環境省が全国初となる個体数の調査を30日から仙台市で始めました。
これまでは都道府県がそれぞれクマの個体数を調査していましたが、時期や方法がばらばらで、全体像の把握が困難でした。
このため、30日から東北を中心とした6つの生息域を対象に、統一の手法で調査が始まりました。
30日、環境省の職員が仙台市の国有林にわな付きのカメラを設置しました。
クマが現れやすい茂みにハチミツと赤ワインを混ぜた餌を置き匂いでおびき寄せます。 反応したカメラが胸元の月の輪を撮影し、個体を識別する仕組みです。
周辺には別のタイプのカメラも設置します。カメラの前を移動する個体をカウントすることで、増減傾向などが分かります。
環境省は個体数を把握して、今後の捕獲目標に生かしたいとしています。
環境省鳥獣保護管理室高橋優室長補佐「それぞれの地域で増えているのか減っているのか、年を重ねることで調査で分かる」
カメラは7月末までに800台以上設置する予定で、調査は3カ月間実施します。
推計結果は、2027年3月に公表されます。