東京地検特捜部に在籍していた40代の男性検事に、捜査対象の女性と不適切な交際をしていた疑いがあります。この検事は現場の取りまとめ役を担っていました。

■相手は捜査対象 金品要求も

自民党 鈴木宗男参院議員 「大臣、ことの中身を聞いているのではない。事実関係で、あなたはいつ検察から報告を受けたかと聞いているんです。それを端的に答えろと言っているんです」

平口洋法務大臣 「具体的な日時は忘れましたが、先週のしかるべき時だったと思います」

 男性検事の疑惑は、社会問題だと指摘しました。

鈴木参院議員 「2024年7月に、この検事は東京都内のホテルの一室で女性を呼んでですね、宿泊したというんです。大臣、少なくとも私は社会問題だと思いますよ」

 40代の男性検事がかつて所属していたのは、東京地検特捜部でも政界の汚職事件などを手掛ける花形部署「特殊直告班」。現場の検事を取りまとめるキャップという役職は、特捜部長になるための登竜門のようなポジションです。

 そんな「特捜のエース」に、事件の捜査対象となっていた女性と不適切な関係を持った疑いが持たれています。

 男性検事は、東京都内のホテルに女性を呼び寄せ、宿泊。ホテルは別の事件の関係者を事情聴取するために公費で準備されたものだったといいます。

 さらに関係者への取材で、男性検事が女性にワイヤレスイヤホンや時計などの金品を要求し、受け取った疑いがあることが分かりました。

 2人の関係が始まったのは、事件の捜査が終了した後だということです。

■最高検「厳正に対処」

 かつて同じ特捜部に在籍していた元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は、こう話します。

「元被疑者で取り調べをしていた相手方ということですと、刑事処分において忖度(そんたく)をした。その見返りに何か金品をもらっているということになると、収賄罪というのが考えられてくると思います」 「刑事処分をするにあたって、後々付き合っていたと明らかになると、刑事処分を軽くしたのではと適正性に欠ける。問題は相当ある」

 男性検事は既婚者です。

 最高検察庁は「調査を行っていることは事実。事実関係を踏まえ、厳正に対処する」とコメントしています。

(2026年7月10日放送分より)