「東京ドームシティ」で女性従業員が死亡した事故で、調査委員会は、原因となった装置の点検について「本来の計画にない危険な作業だった」と指摘しました。
4月、東京・文京区の東京ドームシティで「フライングバルーン」というアトラクションの支柱部分の点検作業をしていた従業員の上村妃奈さん(24)が、落下してきた座席部分に挟まれて死亡しました。
アトラクションは支柱の中に入っている棒を油圧で調整することで座席部分が上下する仕組みで、これまでの捜査で油が漏れて筒の中の油圧が下がり、座席部分が落下したことが明らかになっていました。
事故調査委員会は今月10日、報告書を公表し、原因となったアトラクションの支柱部分の点検について「本来の計画にはないものだった」と明らかにしました。
調査報告書によりますと、この支柱部分については2025年12月に一度不具合が見つかり、その時は専門の業者を呼んで処置を行いました。
事故の10日前に再び不具合が確認されたため、急きょ、定期点検の際に作業することが決まったということです。
しかし、このことは社内全体で共有されておらず、作業にあたった従業員らが正しい手順や危険性を認識しないまま誤った手順で操作をしたために事故が起きたとしています。
東京ドームシティはフライングバルーンを解体したうえで、8月以降をめどに「東京ドームシティアトラクションズ」の営業を再開する予定だということです。