アメリカのトランプ政権が、新しい大統領専用機に安全上の懸念があると報じたニューヨーク・タイムズの記者らに出した召喚状を取り下げたとアメリカメディアが報じました。

 ニューヨーク・タイムズなどによりますと、23日、ニューヨークの連邦地裁で、ニューヨーク・タイムズが召喚状の差し止めを求めたことに関する公聴会が行われました。

 公聴会では政権側の召喚状発行の手続きについて、連邦判事が「最初に取るべき手順ではなく、最後に取るべき手段だ」などと厳しく追及しました。

 また、検察官らが「召喚状を発行する前に、必要な情報を得るためのあらゆる手段を取っていなかった」と認めたことも指摘しました。

 さらに判事は、「選択肢は2つあり、我々(裁判所)が召喚状を無効にするか、あなたがた(政権側)が召喚状を取り下げるか、どちらかだ」と述べました。

 その後、政権側は召喚状を取り下げると表明しました。

 新しい大統領専用機はトランプ大統領がカタールから譲り受けたもので、ニューヨーク・タイムズは、ミサイルへの防御機能を備えていないなどと報道し、トランプ政権側は記事を書いた記者らに対し、連邦大陪審での証言を求める召喚状を出していました。