ロシアが北方領土にある島の一つに第2次世界大戦中、日本で活動した旧ソ連のスパイ、ゾルゲの名前を付けることが分かりました。

 ロシア地理学会は28日、北方領土を指す「南クリル諸島にある名前のない島の一つに旧ソ連のスパイ、リヒャルト・ゾルゲの名を付ける」と発表しました。

 ゾルゲは1941年、東京でドイツ人ジャーナリストを装ってスパイ活動に従事していたとして逮捕され、1944年に死刑が執行されました。

 戦後は旧ソ連から英雄の称号を与えられ、尊敬の対象とされています。

 ロシア地理学会は命名が「国境が不可侵であると法的にも示すものだ」としていて、改めて北方領土への実効支配を日本側に印象付ける狙いがあるとみられています。