アメリカのCIA(中央情報局)の長官がモスクワを訪問したとの情報について、ロシアではヨーロッパへの攻撃を思いとどまるよう警告するのが目的だったとの見方が広がっています。

 ロシアメディアは25日にモスクワの空港に到着したアメリカ軍機にラトクリフ長官が搭乗していたとのクレムリン担当記者の話を伝えています。

 ロシア大統領府はラトクリフ氏の訪問について「何も知らない」としていますが、「プーチン大統領は25日に予定されていた行事を急きょ取りやめた」との情報も報じ、ラトクリフ氏がプーチン氏と直接会談した可能性も示しています。

 ラトクリフ氏の訪問目的も明らかにされていませんが、アメリカ軍機がラトビアの首都リガから飛来したことや、ロシアによるNATO(北大西洋条約機構)への限定攻撃の可能性をアメリカの情報機関が分析していると伝えられていることから、プーチン氏にヨーロッパへの攻撃を思いとどまるよう警告するのが目的だった、との見方が広がっています。

 CIA長官のロシア訪問はウクライナ侵攻前の2021年11月、当時のバーンズ長官の訪問以来で、この時にはウクライナ侵攻計画についてプーチン氏に直接警告したとみられていました。