俳優の烏丸せつこが、“烏丸らしい”一幕で会場を温かな空気に包んだ。

映画『八月の杜』の初日舞台あいさつに登壇。司会者から「この作品のお話が来た時、烏丸さんは最初どのように感じましたか?」と質問されると、烏丸は「私たちがしゃべるより、ご覧になったばかりのお客様に『何か質問ありますか?』と聞いた方がいいんじゃないですか?」と、観客の声を聞くことを提案した。突然の展開に、共演の上村侑は「大丈夫ですか?台本からだいぶ外れていますが」と苦笑い。客席にも笑いが広がった。

さらに烏丸は「竹島秀子さん(原案・脚本)にしゃべらせてあげて」と、客席にいた竹島さんに呼びかけた。促された竹島さんは壇上に上がり、「もう10回以上見ていますので、次はこのセリフだな、というのが頭に入っているくらいなんですけれども」と、作品を繰り返し鑑賞していることを明かした。続けて、「何回見ても、最後の場面はやっぱりじわっと来てしまいます。皆さんはいかがでしたか」と客席に語りかけると、会場からは大きな拍手が送られた。

映画『八月の杜』は、東京大空襲で記憶を失い、自分が何者なのかも分からないまま生きてきた女性が、周囲の人々と心を通わせながら、失った記憶を取り戻そうとする姿を描く物語。

※この映像にはナレーションはありません。ご了承ください。