オープンAIが開発するAI=人工知能のモデルが「暴走」したことについて、数カ月前に社員が経営陣に危険性を指摘したものの、会社が警告を無視していたとアメリカメディアが報じました。

 29日のニューヨーク・タイムズによりますと、オープンAIの社員は最新のAIモデルの性能や安全性に関するテストの中で、AIモデルが適切に監視されていないとの懸念をメールで伝えました。

 しかし、オープンAIの幹部は予定通りにAIモデルを公開するためにテストをできるだけ迅速に進める必要があると応じました。

 結果として、新たなセキュリティー対策が講じられることはなかったということです。

 その後、オープンAIは開発中のAIがテスト中に暴走し、隔離環境から抜け出してAI関連企業「ハギングフェイス」を攻撃したと公表しました。

 オープンAIの広報担当者は「最先端モデルの性能向上に伴って、安全対策を進化させているが、より迅速な対応が必要だと認識している」と述べたということです。