内戦で敵対する親イラン武装組織「フーシ派」への大規模な軍事作戦を開始したイエメンの暫定政府軍が紅海の要衝を相次いで制圧したと発表しました。

 イエメンの暫定政府軍は5日、大規模な軍事作戦の一環として、フーシ派の拠点を標的にしたと発表しました。

 フーシ派が先月、制圧した紅海沿岸のドゥバブ地区を奪還したとしています。

 ドゥバブ地区はホルムズ海峡に並ぶ要衝バブエルマンデブ海峡を臨める場所で、暫定政府軍は海峡の支配にも成功したと主張しています。

 また、紅海沿いの港湾都市モカも奪還したと報じられました。

 フーシ派が支配するイエメンの首都サヌアでも攻撃が始まっています。

 暫定政府を支援するサウジアラビアも地上部隊を援護するため、24時間態勢で航空部隊が展開していると明らかにしています。

 ニューヨーク・タイムズは今回の作戦でアメリカがサウジアラビアへの軍事支援をしていると報じました。

 トランプ大統領はフーシ派への攻撃の要請を断ったとされていますが、200人以上の分析官らがサウジアラビアにある司令センターで協力をしているとしています。

 また、空中給油の支援にもあたっているということです。

 一方のフーシ派はイエメンにある暫定政府軍の拠点に弾道ミサイルで反撃しています。

 フーシ派とサウジアラビアの衝突によって世界のエネルギー輸送で重要な紅海へも影響が広がっています。