新型コロナ対策を協議する全国知事会のウェブ会議で、村井宮城県知事は小中学校に配られた抗原検査キットの有効活用を求めました。

 村井知事は15日に開かれた会議で、国が全国の小中学校に配った抗原検査キットについて、症状のある場合にしか使用できず期限が切れ廃棄される例があるとして、国に対し使用条件の緩和を求めるよう訴えました。

 村井知事「今、検査キットが足りない中でそういう無駄をするべきでないと考えます。抗原検査キットの有効期限が切れそうになってくると、切れる前に使えるようにするべきではないかと考えています」

 村井知事は、感染した児童生徒が家庭内で感染を広げる例もあるとして、学校内の感染者を把握するために検査キットを有効活用すべきだとの考えを示しました。