宮城県で6日、新たに618人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。石巻市の障害福祉施設4ヵ所と登米市の保育施設1ヵ所でクラスターが発生しました。また、80代の男性患者1人の死亡が確認されました。

 市町村別の感染者は仙台市317人、多賀城市44人、名取市29人、石巻市22人、大崎市21人、利府町19人、岩沼市18人、亘理町16人、東松島市、登米市、涌谷町、美里町で各13人、塩釜市11人、富谷市10人、角田市8人、柴田町、大衡村で各7人、白石市、加美町で各5人、丸森町、大和町、色麻町で各4人、栗原市、大郷町、松島町、蔵王町、七ヶ浜町で各2人、村田町、女川町、川崎町、大河原町で各1人、県外1人です。

 年代別では、10歳未満113人、10代100人、20代83人、30代111人、40代106人、50代47人、60代24人、70代17人、80代14人、90代3人です。

 宮城県の日曜日の感染確認は、2月6日617人、13日669人、20日695人、27日554人と推移していて、3月6日は618人と前週より64人増加しました。

 618人は、日曜日では過去3番目に多い感染者数です。

 県は合わせて5ヵ所でクラスターが発生したと発表しました。

 石巻市の障害福祉施設4ヵ所でそれぞれ6人、7人、8人、14人の感染者が確認されていて、いずれの施設もマスクの常時着用の徹底が難しい状況があったということです。

 登米市の保育施設1ヵ所では16人の感染が確認されました。室内で複数のクラスの子どもたちが集まる時間帯があったほか、食事の際の間隔が十分にとられていなかったということです。

 また、医療機関に入院していた80代の男性患者1人が亡くなり、県内の死者は151人になりました。

 宮城県のまとめによりますと、6日午後1時時点で療養者は6570人です。内訳は入院中276人、宿泊療養1124人、自宅療養4146人、入院・療養先の準備中・調整中1024人です。

 確保病床の使用率は、宮城県全体で34.8%(178/511床)、重症病床は16.4%(9/55床)、仙台医療圏に限ると38.2%(126/330床)、重症病床は20.0%(8/40床)です。

 宮城県が発表している4日現在のPCR検査等の実施状況は、2月28日3188件(陽性646)、3月1日3081件(陽性883)、2日2654件(陽性603)、3日2191件(陽性581)、コールセンターへの相談件数は、28日670件、1日574件、2日654件、3日577件となっています。