イランのアラグチ外相は「イランはウラン濃縮活動を放棄しない」と述べました。

 イランの国営メディアによりますと、12日、アラグチ外相は「ウラン濃縮はイラン国民の権利だ」と主張しました。

 そのうえで「いかなる交渉による解決においても尊重されねばならない」と、ウラン濃縮の権利を強調しました。

 核問題に関する協議については、「交渉を急ぐつもりはないが、イラン国民の利益を追求するためのいかなる機会も逃すつもりはない」と述べました。

 また、「交渉が再開されたとしても、戦争に発展しないという保証が必要」と発言しています。

 イランの核開発を巡っては、「核兵器は非人道的であるだけでなく、非イスラム的なものだと考えている」とし、「開発の意図があるのなら、以前からそうすることができたはずだ」と否定しています。