16日の地震では、白石蔵王駅の近くで東北新幹線が脱線しました。このため那須塩原と盛岡間で終日運転を見合わせます。再開のめどは立っていません。

 熊谷博之アナウンサー「この新幹線17両編成ですが、このうち16両が脱線。ここからでも傾いている車両があるのが分かります。

 JR東日本の広報の担当者は、これだけ多くの車両が脱線するのは、極めて珍しいと話していました。

 乗客インタ「転んだりしたので、すごい怖かった。座っていられなくなって飛ばされるような形で通路にいって、そこからデッキに行こうとしたが、歩けなくて」

「車両が歪んで、車両間の移動ができなかった。跳ねちゃって、バウンドしている感覚だったので結構怖かった」

 JR東日本によりますと、16日の地震の影響で東京発仙台行きの東北新幹線が、白石蔵王駅から南に2キロほどの場所で脱線しました。

 乗客75人が車内に残されましたが、けがをした人などはおらず、乗客は午前3時半ごろから線路を歩き、バスに乗り換えて白石蔵王駅や仙台駅に向かいました。

この影響で東北新幹線は、那須塩原〜盛岡間の上下で終日運転を見合わせます。再開の見込みは立っていません。

 JR東日本では車両やレール、電柱などにどの程度の被害が出ているのか調べていて、この作業がいつ終わるのか分からないうことです。

 全線で再開するまでには、かなりの時間が掛かる可能性があると話していました。