交通機関にも大きな影響が出ています。東北新幹線は白石蔵王駅から南に2キロの地点で脱線し、那須塩原と盛岡の間で終日運休となりました。

 架線を支える柱が折れる、レールがゆがむ、高架橋の柱が一部崩れるなどの被害が出ていて、状況の確認作業が続いています。

 全線再開までには、かなりの時間がかかる可能性があるということです。

 国の運輸安全委員会の鉄道事故調査官2人が現地に入って、脱線の原因などを調べています。

 また、県内全ての在来線で始発から運転を見合わせていましたが、午後3時ごろ、陸羽東線の上下線で運転を再開しました。

 陸羽東線以外の在来線は、現在も運転を見合わせています。

 仙台市地下鉄は、東西線・南北線いずれも始発から運転を見合わせていましたが、東西線は午後1時半に全線で運転を再開。

 南北線は午後0時50分に運行を再開しましたが、無線設備の故障のため、泉中央駅と長町南駅の間で折り返し運転をしています 。東北自動車道では、路面のひび割れや隆起が10カ所以上確認され、一部区間が通行止めになっていましたが、午後3時半に応急復旧工事が完了したため全線で再開しました。