ロシアによるウクライナ侵攻で原料の調達に影響が出ているとして、宮城県塩釜市内の水産加工業者らが意見交換を行いました。

 12日午前、塩釜市役所で市と市内の水産加工業者の代表らによる緊急対策会議が開かれ、ウクライナ情勢による加工原料の調達への影響などについて意見が交わされました。 塩釜市が3月に実施した調査では、市内の水産加工業者25社のうち、7社がウクライナ情勢で「既に影響がある」、14社が「今後、影響の可能性がある」と回答しています。

 対策会議では、原料の安定調達に向けて国から商社へ働きかけるよう求める意見などが出ました。

 塩釜魚市場水産加工業協同組合内海勝男組合長「我々加工業者も原料が高いってことで、値上げは個々にはやってると思うんですけど、なかなか値上げも思うようにいかないっていうのが現状です」

 市は今後、要請の内容を整理し、関係先に支援を求めていく方針です。