仙台市は、新型コロナ患者1人から新しい系統のウイルスが確認されたと発表しました。

 国立感染症研究所では、他の自治体で同様の遺伝子配列のウイルスが確認されていないか確認作業を進めるとともに、病原性や感染力の強さなどについて調査を進めています。

 仙台市によりますと、3月31日に新型コロナ患者1人の検体を検査したところ、オミクロン株のBA.2系統の疑いと判明しました。

 しかし、4月14日のゲノム検査では1回目の検査とは違うBA.1系統との結果が出たということです。

 1回目と2回目の検査結果が違ったため更に詳しく調べた結果、BA.1系統とBA.2系統の遺伝子の一部が組み変わった新たな系統であることが分かったということです。

 国内では初めて確認された系統で、国立感染症研究所が他の自治体で同様の遺伝子配列のウイルスが確認されていないかや、病原性や感染力の強さなどについて調査を進めています。

 この患者は、3月下旬に発症し発症前の2週間以内に海外への渡航歴は無いということです。

 症状は重篤ではなく、既に療養が解除されているということです。