仙台・青葉まつりが14日と15日、3年ぶりに開催されます。祭りを彩るすずめ踊りのグループも、晴れ舞台に向け練習に励んでいます。
室内に飛び交う、威勢のいい掛け声とお囃子。仙台市のすずめ踊りグループ「OH囃子来’s」です。
6歳から60代までの65人が所属し、週に1回、練習に打ち込んでいます。
「マスクですごい暑いです。でも楽しいです。すごく」「楽しい」
新型コロナの影響で、仙台・青葉まつりは2年連続中止に。
これまで出演していた町内会の夏祭りなども無くなり、活動の機会を奪われてきました。
グループ全体で舞を披露するのは3年ぶりです。
本番まで2週間を切り、練習にも熱が入ります。
「やっぱり目標があるのが何よりもありがたいので、気合の入り方が違いますね。おなかの中にぐつぐつあるものが出てきたみたいな感じですね」
「こうやってみんなで集まれて青葉まつりに出られる機会があるのはすごくうれしいことだし、出られなかった仲間たちのためにも精一杯やらなきゃいけないなと」
コロナの感染が収まらず本当に祭りが開催されるか不安もありますが、踊れる喜びと感謝を全身で表現しようと汗を流します。
OH囃子来’s代表板橋和枝さん「伝統を途切れさせちゃいけないという思いがあって、ここで1年休んじゃったら引き継いでいけなくなっちゃうのかなって。お客さんを喜ばせられるような演舞を目指して頑張りたいと思います」
2022年の仙台・青葉まつりは、新型コロナの感染対策で縮小して開催されるため、
すずめ踊りも1つのグループについて40人が上限、参加団体も3年前に比べ約3分の1になる予定です。