宮城県名取市で、災害時の円滑な避難所運営を目指して市職員による訓練が行われました。

 訓練は増田小学校の体育館で行われ、市の職員約70人が参加しました。

 訓練は、備品の使い方を体験することに重点が置かれました。

 参加者は、3つのグループに分かれて担当者から説明を受けた後、段ボールベッドの組み立てや災害用テントを設営する手順などを確認しました。

 また、非常用簡易トイレに薬剤を入れ、お湯を流して固形化する手順も実演されました。

 名取市防災係鎌田俊郎危機管理官「各避難所にあるものを見て触って理解する。想定外というものを無くし、あらゆることに準備する。そのためにすべての人、物、環境といったリソースを有効に活用して対応すべきと考えている」

 名取市では、13日の訓練を踏まえて5月中に職員が市内42カ所の指定避難所などに出向き入り口や鍵の開け方、発熱者を分ける個室の場所などを確認するということです。