7月16日の海開きを前に、気仙沼市の大谷海岸で神事が行われました。

 神事は19日午前10時頃から行われ、観光協会や地元の関係者が出席して海水浴客の安全などを祈願しました。

 大谷海岸は、震災による地盤沈下で海岸線が後退したことから、砂浜を造成した上で去年11年ぶりに海水浴場が復活しました。

 しかし、新型コロナの感染拡大に伴う県独自の緊急事態宣言を受けて期間途中の8月13日で閉鎖となりました。

 今年は7月16日から8月21日まで海水浴場を開設する予定です。

 6万人以上が訪れていた、かつてのにぎわいに少しでも近づくことが目標です。

 本吉町観光協会・芳賀勝寿会長「こんなに国道から近いところに、海水浴場があるというのは大谷しかないですから、1人でも多く海水浴に来ていただいて事故の無い1年にしたいと思います」

 この夏は県内の14ヵ所に海水浴場が開設される予定です。

 気仙沼市のお伊勢浜、石巻市の十八成浜、東松島市の野蒜、亘理町の荒浜は震災以降初めての開設で12年ぶりとなります。