宮城県は子育ての環境づくりの一環として、簡単に設置できる授乳室を試作し、製品化を目指しています。5日に村井知事が、実際に授乳を体験して視察しました。

 村井知事が訪れたのは、授乳室の試作品が設置された松島町のレストハウスです。

 ミルクを飲むのは、村井知事の初孫で生後4カ月の晴貴くんです。

 この授乳室は、広さ約2平方メートルで、どこでも場所を変えて設置できるのが特徴です。

 県が子ども連れで出かけやすい環境を整備しようと、県産木材の利用拡大を進める団体に依頼して製作しました。

 村井知事「少し狭いかなと思っていたんですけど、ベビーカーを中にそのまま畳まずに入れて、余裕を持って授乳できたので、広さは問題ないと思います」

 3月に松島町と利府町の施設に設置したほか、2022年度中に県内の商業施設に改良版を4基設置する予定です。

 県では利用者の反応を聞き取り、将来的に製品化する企業を募集する方針です。

 村井知事「補助金なども出しながら、できるだけ安価に設置ができるようにしてまいりたい」