下水中のウイルス量から仙台市内のコロナ感染者数を予測する東北大学の調査で、今週は、約2カ月ぶりに2000人を超えるという結果が示されました。

 東北大学大学院工学研究科の佐野大輔教授のグループは、仙台市内の下水から検出される新型コロナウイルスの濃度や過去の感染状況を分析して、感染者数を予測しています。 今週の感染者数は2071人と、先週の実測値を217人上回り、増加傾向が続くという予測が示されました。2000人を上回れば約2カ月ぶりです。

 また、佐野教授は感染者数が急増する中、下水中のウイルス濃度に変化が見られないことから、これまでと異なる変異株が広がってきていると分析しています。