走行中の東北新幹線が、宮城県栗原市で熊と衝突して緊急停車しました。乗客にけがはありませんでした。

 JR東日本によりますと12日午前9時15分ごろ、新函館北斗駅発東京駅行きの東北新幹線はやぶさ・こまち号が、栗原市瀬峰で走行中に異常な音を感知して緊急停車しました。

 その場で車両点検を行って安全を確認し、約30分後に運転を再開しましたが、後続車両が線路上に熊の死骸があるのを見つけたということです。緊急停車した東北新幹線と衝突したとみられています。

 緊急停車した車両の乗客約420人にけがはなく、仙台駅で別の車両に乗り換えて東京駅へと向かったということです。

 この影響で上下計5本に最大で約1時間の遅れが出て、約1500人に影響が出ました。

 現場は線路脇が山の斜面になっていて、クマは斜面から線路内に侵入したとみられています。