ミラノ・コルティナオリンピックの女子フィギュアスケートで、千葉百音選手(仙台市出身)がメダルこそ逃しましたが堂々4位入賞です。母校の東北高校では、後輩たちが大いに沸きました。
川村彩音記者「千葉選手の母校、東北高校では夜明け前から駆け付けた生徒たちで熱気にあふれています」
硬式野球部松本叶大主将「大きな舞台で活躍する先輩を見ると、自分たちも刺激になります」
女子フィギュアスケートのフリーで、千葉百音選手はショートプログラム4位から逆転でのメダル獲得を狙います。
曲は、憧れの羽生結弦さんがソチオリンピックで使用した「ロミオとジュリエット」です。
演技の冒頭、3回転のコンビネーションジャンプを成功させるとその後も難度の高いジャンプを決めていきます。
演技の後半に千葉選手はリンクを大きく使って、これまで磨きをかけてきた表現力を存分に発揮し最後は得意のスピンで観客を魅了しました。
メダルこそ逃しましたが、自己ベストを更新する堂々の演技で初めてのオリンピックで4位入賞です。
千葉百音選手「ショートもフリーもオリンピックで演技できること滑れることに感謝して、何より自分らしい滑りができたのですごくうれしかったです」
フィギュアスケート部峯岸優那さん「本当にきれいでした。同じ学校、同じリンクで練習していたことがすごくうれしい」
フィギュアスケート部小山蒼斗さん「偉大な先輩。堂々の4位。僕も千葉さんの背中を追って、海外で活躍できるスケーターになりたい」
担任・佐藤明代先生「本当はメダルを狙っていたと思うけれど、十分に良い演技で4位に入った。良かったなと思っています」
惜しくもメダルを逃した千葉選手ですが、既に前を向いています。「炎は絶やさない」涙を流しながら、オリンピックにかける強い思いを明かしました。
千葉百音選手(2017年)「(荒川)静香さんや(羽生)結弦くんもオリンピックで金メダルを獲っているので、私も頑張って仙台発祥の選手としてオリンピックに出たいです」
同じ仙台市出身のメダリストに憧れ、オリンピックを目指した千葉選手は、ジュニア時代に次々と好成績を収め注目を集めました。
東北高校3年の春には更なるレベルアップのために仙台市を離れ、京都府を拠点とする強豪チーム木下アカデミーに移籍しました。
着実に力をつけて2025年9月の国際大会では坂本花織選手を抑え優勝。その後の代表選考会を勝ち抜き、オリンピック初出場をつかみます。
千葉百音選手「スケートを始めたての頃からずっと、将来の夢に掲げていたオリンピックに出場することができてとてもうれしいです。納得のいく結果を残せるように頑張ります」
迎えたオリンピックのショートプログラムで、持ち味の豊かな表現力を生かし憧れの舞台で躍動します。
ショートで4位につけると、フリーでもジャンプを全て成功させ自己ベストを更新し、今持てる力を全て出し切りました。
しかし、メダルにはあと一歩届かず初めてのオリンピックで感じた悔しさ。次こそはと、千葉選手は既に前を見据えています。
千葉百音選手「全力を出し切っても届かなかったのが一番悔しい。それが自分の今の実力。絶対に何回でも上にはい上がって見せる、という思いがいつもある。その種火、炎は絶やさずに持ち続けて、その時を待ちたいと思います」