宮城県大崎市岩出山にある不動尊の境内の木が倒れ、鳥居やお堂の柱が壊れる被害がありました。

 大崎市岩出山の片岸不動尊で、幹回りが3メートルほど、高さが20メートルほどの木が根元から倒れているのを18日早朝に地元の人が見つけました。

 倒れた木にぶつかるなどして、お堂の柱が折れたり、鳥居が壊れたりする被害が出ました。

 この不動尊は、地元では伊達政宗が岩出山に居城を移す際に、領内に配置したものの一つと伝えられています。倒れた木は、樹齢数百年とされています。

 地元の人「昔から大変、信仰の厚いお不動様でございまして、今回このような被害に遭われて大変残念でございます」

 岩出山地区では、7月の記録的な大雨で土砂崩れが相次いでいて、地元の人は、この木も雨で地盤が緩んだために倒れたのではないかと話していました。