10月は、食品ロス削減月間です。宮城県は食材を無駄にしないレシピなどを盛り込んだ新たなパンフレットを作成し、家庭での削減を呼び掛けています。
県内では、年間で8万8000トンの食品ロスが発生していると推計されています。これは、県民1人1人がおにぎり1個分の食品を毎日捨てるのと同じ重さです。
県は、2030年度までに約20%の削減となる7万トンまで食品ロスを減らす計画を策定しました。
県循環型社会推進課日下彩子さん「ご家庭での食品ロスの発生原因は、買い過ぎや作り過ぎが主なものと言われていますので、例えば必要以上にものを買い過ぎないですとか、定期的に冷蔵庫を整理いただくという取り組みが考えられます」
県は2022年度、新たにパンフレットを作成し食べられるのに廃棄することが多い野菜の芯や皮などを使ったレシピを紹介しています。
また、手つかずの食品や食べ残しを記録する食材ダイアリーも盛り込みました。
県はこのパンフレットを各市町村やフードバンクなどに配るほか、ホームページにも掲載して食品ロスの削減を呼び掛けています。