新型コロナのワクチンについて、オミクロン株対応型への切り替えに伴い、宮城県では10月中にも従来型のワクチン16万回分が廃棄される見通しであることが分かりました。
県は従来型のワクチンについて、ファイザー製が約14万1900回分、モデルナ製が25万1200回分の計39万3100回分を在庫として保有しています。
このうち15万回分が10月中に使用期限を迎え、仙台市の保有分でも1万5000回分余りのほとんどが廃棄される見通しです。 こうした大量廃棄の背景には、オミクロン株対応のワクチン接種が始まったことにあります。
県内でも、9月下旬から各地で接種が始まりました。1回目と2回目の接種には従来型のワクチンが使われますが、3回目以降の接種はオミクロン株に対応した新しいワクチンに切り替わる見通しです。
仙台市ではオミクロン株対応ワクチンの接種対象者を10月下旬から広げ、1回目と2回目の接種から5カ月が経った12歳以上が対象になります。
集団接種の会場も、6会場から14会場に増やすということです。