7月の記録的な大雨で、長期間水に浸かった宮城県美里町の田んぼで稲刈りが行われています。収穫量が半分程度に減る農家もいます。

 美里町で米を生産している佐々木慶一郎さんです。

 7月の記録的な大雨で、美里町を流れる出来川の堤防が決壊し、2.3ヘクタールの田んぼすべてが数日から約3週間浸水しました。

 鈴木奏斗アナウンサー「ここは3週間ほど水に浸かった田んぼですが、このように穂の数が少ないんですよね。まだ緑色で実が入っておらず出荷もできないということです」

 佐々木さんの田んぼでは、稲が水に浸かったことで生育が妨げられ、穂の数が大幅に減っていて、収量は約6.5トンと例年の半分ほどにとどまるとみられています。

 更に収穫できた米も、長期間水に浸かったものは品質が落ちている可能性が高く、価格は下がる見込みです。

 佐々木慶一郎さん「(米を)50年作っていますが、こんなことありません。非常に、悔しいというか残念だね」

 佐々木さんは、最大で損失の7割が補償される共済に入っていますが、補償額は収量を基準にして見積もられます。

 佐々木さんの場合、品質が落ちた米も収量に数えられるため、補償額は少なく経費を考えると赤字は避けられないと話します。

 佐々木慶一郎さん「今回は全面に水害の被害を堤防の決壊で受けたんですから、均等に補償金を支払っていただければ良いなと思いますね」

 佐々木さんによると、この地域の米農家の中には、全く収穫できない農家もいるということです。