春のセンバツにつながる高校野球秋の東北大会。東北と仙台育英の初戦は、いずれも手に汗握る展開となりました。

 宮城県大会優勝校の東北は、青森第3代表、八戸工大一高と対戦。序盤からリードを奪われていた東北は1点を追う8回、得点圏にランナーを置き、1番・金子が2本目のタイムリーで同点とします。

 更に9回、サヨナラのチャンスを作った東北。7番・伊達が1・2塁間を抜けるサヨナラタイムリー

 「ボテボテだったけど根性で持っていった」という伊達の一打で劇的勝利。東北、初戦突破です。

 夏春連続の甲子園を狙う仙台育英は、青森第1代表、青森山田と対戦。2回、1塁3塁のチャンスで先発ピッチャーの仁田がレフトへのタイムリーツーベースを放ち1点を先制します。

 その仁田が4回途中まで1失点と試合を作ると、2番手のエース高橋煌稀も8回まで無失点に抑える好投を見せます。

 同点で迎えた9回、満塁とした仙台育英は、キャプテン山田がバッター尾形)の元へ。「自信を持っていけ」と言われた尾形のスクイズが決まりこれが決勝点に。

 仙台育英が接戦をものにしました。

 尾形樹人選手「(練習で)1球の精度にこだわってきてここ一番でスクイズを決められて良かった」

 両チームの次の試合は13日。東北は山形中央と、仙台育英は鶴岡東と対戦します。