宮城県北部の奥羽山脈周辺で計画されている風力発電について、村井知事は反対住民らの訴えに理解を示しました。

 県北部の奥羽山脈の周辺では風力発電の計画が7件あり、凍結中の1件を除く6件であわせて175基の建設が計画されています。

 計画に反対している地元住民など10団体は、風車が観光業や渡り鳥の生態系などに悪影響を及ぼすことを懸念していて、17日、団体の幹部らが「厳しい指導」を求める要望書を村井知事に手渡しました。

 これに対し村井知事は、再生可能エネルギーの発電施設を森林以外などの適地に誘導するため2024年度の導入を目指している独自の課税を紹介し、反対団体の訴えに理解を示しました。

 村井知事「再生可能エネルギーは非常に重要だが環境破壊につながっては意味がない。国、県と、そして市町そして皆さん方と連携してやっていかなければいけない」

 事業者の一つはkhbの取材に対し環境などに配慮しながら計画を進めていきたいとの考えを示しています。