専門家は、今のペースで感染者数が増え続けると、行政や交通機関などの社会インフラに大きな影響を及ぼす恐れもあるとして危機感を示しています。

 東北医科薬科大学藤村茂教授「今、かなり急激なペースで上がってきています。これが多分12月の上旬ぐらいをピークに一つ来るかなと思っていて、そのまま少し横ばいになってから年末年始を明けたころに、また一つのピークが来るかもしれない」

 感染症学が専門で東北医科薬科大学の藤村茂教授は、第8波の宮城県の感染者数の見通しについて、第7波のピークである4782人を上回る可能性もあると指摘しています。 更に、このままのペースで感染が拡大し続けると、行政や交通機関など社会インフラに大きな影響を及ぼす恐れもあるとして危機感を示しています。

 東北医科薬科大学藤村茂教授「身近なところでいくと、地下鉄やバスの運転手さんはどうなのかとかですね。それこそ警察、消防も、やっぱりその人がいないと動かない部分、代わりの人がなかなか入れない部分ってありますよね。そこの部分が感染でストップしてしまうと、全く機能しなくなってくる可能性がありますから、感染者数が増えてくると、その確率は格段に上がってくると思います」