JR東日本は、宮城県の気仙沼線の一部で始めたBRT=バス高速輸送システムの自動運転について、2024年の秋ごろを目標に無人運転の実現を目指すと発表しました。

 気仙沼線では、2022年12月から登米市の柳津駅と陸前横山駅の間の4.8キロの区間で、バスの自動運転が始まっています。 現在は乗務員が運転席に座り監視しながら運行するレベル2の段階にありますが、JR東日本は2024年秋ごろを目標に、無人運転が可能になるレベル4を目指すと発表しました。

 JR東日本深沢祐二社長「BRT区間、専用道というのは、ある意味では自動運転になじむということで、ここで集中的に実験をし、かつ設備の整備をしあるいはバスの機器等の精度を上げる」

 JR東日本では、レベル4への引き上げが認められた後も、当面の間は乗務員が乗って運行するということです。

 また、自動運転の区間についても登米市の陸前横山駅から南三陸町・志津川駅の手前まで延長し、計15・5キロとする方針を示しました。