韓国で生まれたトレッキングコース、オルレが11月にも宮城県村田町で開設されることになりました。宮城県では5カ所目のコースとなります。

 オルレは韓国の済州島で始まったトレッキングコースで、その土地の自然や路地を歩いて楽しみます。

 宮城県では5年前に東松島市と気仙沼市で初めてコースがつくられ、その後に大崎市や登米市にもつくられ4カ所に開設されていました。

 5カ所目となる村田町が設けるのは、道の駅村田をスタートし、約13キロの起伏に富んだ道のりを4時間から5時間かけて巡るコースです。

 山下裕志記者「村田町自慢の蔵の町並みです。かつて商売で栄えた雰囲気が今も感じられます」

 コースでは、紅花の取引で江戸時代から明治時代にかけて栄えた町の歴史を伝える蔵の町並みや、伊達政宗公の七男、宗高公が居城にした村田城の跡地で現在は公園になっているエリアなどを巡ります。

 宮城県で既に開設されているオルレのコースには、韓国など海外からも観光客が訪れています。町では、このコースの開設で多くの人が町を訪れることを期待しています。

 村田町まちづくり推進課半澤喜代志課長「老若男女全ての方に歩いていただいて、村田町の良さ、里山を歩いて村田町の自然を満喫してもらえればなと思っております」

 村田町では今後、コースの安全対策などの準備を進め、11月のオープンを目指しています。