子どもたちが家や学校以外でも安心して過ごせる新たな施設が、2024年3月に仙台市に設置されることになり、関係者らが協定書を取り交わしました。

 この施設は子どもたちに放課後の居場所を提供し、食事の提供や学習支援などを行う子ども第三の居場所と呼ばれ、日本財団が全国各地で設置の支援を行っています。

 仙台市で行われた協定の締結式には、仙台市の郡市長と日本財団の担当者、そして施設を運営する仙台市の一般社団法人の代表が出席しました。

 協定書によりますと、日本財団が第三の居場所の開設費や最大3年間の運営費を助成するほか、仙台市が支援を必要とする世帯へ事業の周知などを行うということです。

 一般社団法人祐紀会井上成晃代表理事「(事業の)温かい部分をそのままお子さんが継承していって、次の時代にという形になっていければ非常にありがたいなと思います」

 仙台市の子ども第三の居場所は、2024年3月に若林区に開設される予定で、宮城県では岩沼市と白石市に続いて3例目となります。