2019年の台風19号で被災した宮城県丸森町で災害公営住宅が完成し、被災者向け住宅の整備が完了しました。

 丸森町の神明北地区に新たに建てられたのは、鉄筋コンクリート5階建ての災害公営住宅です。

 14日に完成式が開かれ、丸森町の保科郷雄町長から住民代表の佐藤靖子さんに鍵が引き渡されました。

 完成した神明北地区の災害公営住宅には、仮設住宅で暮らす20世帯が入居する予定で、鍵を受け取った住民たちは、早速引っ越しの準備を始めました。

 佐藤靖子さん「ベランダもすごいね。今まではやっと1枚の布団をひいて泣く泣く端に押し詰めながら寝ていたので、広い所に寝てみたいです」

 丸森町では、被災者向けの住宅として町営住宅と災害公営住宅計160戸の整備を計画していて、今回で全てが完成しました。

 保科郷雄丸森町長「被災されてから3年9カ月を迎えるわけで、この間不自由な生活をしてやっと安心して生活できる場ができたことで、喜んでいただければと思っている」