東北電力は2023年度の業績予想について、経常損益が3年ぶりに黒字転換し過去最高になると発表しました。

 発表によりますと、2023年度は売上高が前の年度より0.4%増の3兆200億円で、経常損益は1992億円の赤字から2000億円の黒字になると予想しています。いずれも過去最高の水準です。

 黒字となる要因として、燃料価格が前年より下落したことに加え6月の家庭向け規制料金の値上げなど、電気料金の見直しを挙げています。

 4月から6月の実績は、売上高が前年の同じ時期より13.5%増えて6335億円、経常損益が1130億円の黒字となり、この時期としては過去最高でした。

 今後の値上げについて、樋口社長は次のように述べました。

 樋口康二郎社長「今の状況であれば、更なる値上げとはならないと考えております」