9日午前、宮城県気仙沼市で修理のために造船所に引き上げられていた漁船が横転する事故がありました。船に乗っていた2人がけがをしましたが、命に別状はありません。

 千葉豪瑠カメラマン「船は造船所内で横転しており、現場では重油の回収作業が進められています」

 第2管区海上保安本部と消防によりますと9日午前9時40分ごろ、漁船の修理をしている会社の従業員から「船が横倒しになった」と気仙沼海上保安署に通報がありました。

 横転したのは、修理のために海から造船所に引き上げられていた全長約40メートルのまき網漁船です。

 当時船内にいた5人のうち、2人が腰を痛めたり流出した重油を飲んだりして病院に搬送されました。搬送時、会話はできる状態で、命に別状はないということです。

 気仙沼海上保安署がオイルフェンスを設置するなどして対応に当たっています。