海水温上昇の影響か、宮城県気仙沼市で養殖ワカメの種が芽を出さず漁師から懸念の声が出ています。

 気仙沼市でワカメを養殖している藤田純一さんは、ある異変に頭を悩ませています。

 ワカメの種は、例年9月初旬には芽を出しますがまだ確認できていません。

 藤田さんは、海水温の上昇が原因と見ています。

 藤田純一さん「やっと10月に入って海水温が23.5℃位になったのかな。それでも例年より3℃くらい高い状態なので、そこが私も25年ぐらい漁師してて初めての経験というところですね」

 このままだと、例年2月にピークを迎えるワカメの収穫が遅れるほか、収穫量が減る懸念もあるということです。