2008年11月18日に仙台市若林区の路上で、会社員の菅原邦彦さんが2人組の男に傘とみられる凶器で左目を刺され、財布などが入ったショルダーバッグを奪われた強盗致傷事件は、18日午前0時、時効が成立しました。
菅原さんは一命を取り留めましたが、現在も会話や歩行が困難な状態だということです。宮城県警はこれまでのべ2万3000人を投入し捜査を進めていましたが、寄せられる情報は年々減少し、犯人の逮捕には至りませんでした。
若林署の後藤秀一副署長は、「若林区古城2丁目において発生した強盗致傷事件については、発生以来、これまで事件解決に向けて捜査を継続して参りました。誠に残念でありますが、犯人検挙に至らないまま、本日時効を迎えたのは痛恨の極みであります。残念なこの思いを、今後の捜査に生かして参りたいと思っています。」とコメントしています。