ベガルタ仙台は15日、最初のキャンプ地沖縄県へ出発しました。クラブ設立30周年を迎えたベガルタが、J1昇格へ向けて動き始めました。

 郷家友太選手「ベガルタ仙台設立30周年。J1昇格がかなわなかった2008年の入れ替え戦。J2優勝してJ1昇格。震災で傷ついた宮城県民に勇気や希望を届けたこと。つらく苦しく涙する姿。試合に勝ちうれしく笑い合う姿。皆さんの支えがあったからこそ乗り越えられた。何としてでも皆さまと最後に笑って終われるような1年にしたい」

 新たに加わった若い選手たちも気合いは十分です。

 名願斗哉選手「2桁得点取れるように頑張りたい」

 西丸道人選手「仙台は牛タンがおいしいので、先輩方にたくさん連れて行ってもらいたい」

 工藤真人「警察官の朝礼。休め。気を付け。けいれん」

 森山佳郎監督「きついかもしれないけど、みんなで元気に明るくやる気に満ちて、盛り上げていきましょう。いくぞ」

 新監督の下、今シーズンの練習が始まりました。

 選手28人の平均年齢は25.2歳と、前のシーズンより2歳ほど若返りました。走り込みや体幹トレーニングで汗を流します。

 遠藤康選手「森山監督は、元気が出る言葉をもらって、パワーをくれる人」

 初日としては珍しい2部練習で、午後も徹底的に走ります。

 チーム作りの第一歩はフィジカルの強化、シーズンを戦い抜く体力や走力を身に着けます。

 森山佳郎監督「気持ちも含めた土台のところをキャンプで作っていきたい」

 15日、仙台空港には約400人のサポーターが集まり壮行式が行われました。

 オナイウ情滋「先ほど森山監督が走り込みと言ったので、ちょっとひやっとした。最高のシーズンにしたい。キャンプでその力をつけて来たい」

 サポーター「J1昇格、良い成績を残せるよう頑張ってほしい。(森山監督の)若手を育ててきた手腕に期待。素晴らしいチームをつくってほしい」

 監督や選手は、大勢のサポーターに見送られて最初のキャンプ地沖縄県へ出発しました。

 ベガルタ仙台は沖縄県と宮崎県で約1カ月間キャンプを行い、開幕に備えます。