ハンガリーで国内の電力需要の約半分を担う原子力発電所が運転を停止する見通しとなりました。干ばつでドナウ川の水位が低下し、冷却水が確保できない事態となっています。

 ハンガリーのマジャル首相は30日、「異例の発表」としてSNSを更新し、国内を流れるドナウ川の水位の低下によって31日までにパクシュ原発の運転が止まる恐れがあると発表しました。

 ロイター通信によりますと、パクシュ原発が冷却水を引いているドナウ川の水位は干ばつにより過去最低にまで下がっているということです。

 パクシュ原発はハンガリー唯一の原発で、国内の電力需要の約半分を発電しています。

 マジャル首相は「8月3日からエネルギー危機が到来する可能性がある」と述べ、国民に節電を呼び掛けました。