宮城県の4病院再編構想が明らかになって3年半、県と仙台市の初めての公式な協議です。再編の影響や課題を話し合う協議が始まりました。

 県庁で22日午後6時半から、県の保健福祉部と仙台市健康福祉局の職員計6人が出席して協議が始まりました。

 協議は冒頭を除いて非公開で行われ、仙台医療圏の医療の課題や病院の周辺地域への影響などについて議論が交わされる見込みです。

 県の病院再編構想では、仙台市太白区の仙台赤十字病院と名取市の県立がんセンターを統合して名取市に、仙台市青葉区の東北労災病院と名取市の県立精神医療センターを富谷市に移転集約し、名取市には精神医療センターの分院を設置する方針です。

 この構想については、仙台市が懸念や疑問について十分な説明が無いとして、9日に県に協議を申し入れていました。

 病院再編をめぐって、県と仙台市が公の場で協議をするのは初めてです。