宮城県が進める病院再編構想に関連する予算案が、県議会本会議で賛成多数で可決成立しました。

 13日に最終日を迎えた県議会2月定例会で新年度当初予算案が採決され、賛成41人、反対16人、1人退席の賛成多数で可決成立しました。

 予算案には、県が構想に掲げる仙台赤十字病院と県立がんセンターを統合した新病院の整備費の一部に当たる約26億円を基金に積み立てる内容が含まれています。

 なお、付帯意見として「県として関係者への丁寧な説明に努めること」「がんの医療機能が将来にわたって維持されるよう県が責任を持って協議に当たること」が付け加えられました。

 村井知事「1つの大きな山を越えたという受け止めをしております。しっかりと関係者と調整をしなさいという付帯意見でしたので、丁寧に説明してまいりたいと思っております」