仙台市青葉区の宮城県対がん協会で、新しい検診センターの内覧会が開かれました。がんの早期発見や、早期治療の推進に取り組みます。

 新しいがん検診センターは3階建てで、延べ床面積は約2100平方メートルです。これまでのセンターを増築し、バリアフリーにも対応しています。

 1階はがんや生活習慣病についての健康診断のフロアです。

 2階は内視鏡を使った検診のフロアで、早期発見につなげるため撮影した画像からAIが、がんを見つけ出す診断装置を宮城県で初めて導入しました。内視鏡検査室を5カ所から8カ所に拡大し、検査体制の充実を図ります。

 中津川夏帆記者リポート「3階の女性専用の検診フロアには、キッズルームが用意されています。子どもを連れて検診を受けることができます」

 3階は乳がんや子宮がん検診に対応するフロアで、女性のがん検診受診率の向上を目指します。

 宮城県対がん協会下瀬川徹会長「多くの方々に安心して受けられる検診センターにしたい。宮城県の色々な所でがん検診を受けやすい事業をこれからも継続して展開していきたい」

 新しいがん検診センターは4月5日にオープンし、年間の利用者は約5万人を見込んでいます。