利用者が増加している児童館のあり方を検討してきた仙台市の有識者会議が、課題に対応するための報告書をまとめ郡市長に提出ました。

 報告書を提出したのは、大学教授やPTAの代表などの有識者からなる児童館・児童クラブのあり方検討部会です。

 仙台市によりますと、児童館・児童クラブの2023年度の利用者は1万4000人余りで、共働き世帯の増加などにより10年間で倍増しています。

 報告書には、児童1人当たりの面積の拡大や全ての部屋へのエアコン設置、児童館の小学校敷地内への併設化などの23の基本方針が盛り込まれています。

 児童館・児童クラブのあり方検討部会植木田潤議長「子どもが健やかに育つような生活の場、遊びの場としての機能の充実ということがこれからますます進んでいくと良いなと思っております」

 仙台市は、2026年度までに113ある児童館の全ての遊戯室にエアコンを設置する方針です。