宮城県が舞台の人気漫画、ハイキューのデザインマンホールが仙台市太白区に設置されました。

 ハイキューの登場人物が描かれたマンホールは、仙台市地下鉄南北線富沢駅の周辺に設置されました。

 ハイキューは、バレーボールを題材にした漫画で宮城県が舞台となっています。試合会場として登場する仙台市体育館(カメイアリーナ仙台)は、ファンにも人気の聖地の1つです。

 富沢駅から仙台市体育館までに設置されたマンホールは4枚で、主人公の日向翔陽やチームメイトの影山飛雄のほか、ライバルの宮城県の高校3校もデザインされています。

 作業開始に合わせて宮城県の内外から多くのファンが訪れ、設置されたばかりのマンホールを写真に収めていました。

 ファン「貴重な瞬間に来られてよかった。踏まれてほしくない」「言葉にならないくらいうれしくて。やっと来られた。念願の聖地巡礼だったので良かったです」

 お披露目されたマンホールは、デザインマンホールと呼ばれ仙台市が設置を進めています。

 仙台市が初めて設置した楽天イーグルスをデザインしたマンホールは、JR仙台駅から楽天モバイルパーク宮城までの歩道に設置されています。

 ハイキューと同じように仙台市にゆかりのあるアニメのデザインの他に、八木山動物公園のトラやキリンなど動物たちや、ベガルタ仙台や仙台89ERSのマスコットキャラクター、仙台七夕まつりなどのデザインもあります。

 仙台市では2017年から設置を始め、既に72個が設置されています。

 仙台市建設局経営企画課三浦直樹課長「設置する一番の狙いは観光客の誘致です。具体的な調査はしていませんが、市民アンケートではデザインマンホールの認知度は高いです。デザインされたアニメや映画のファンは遠くからでも来てくれます」

 デザインマンホールは仙台市だけではなく、全国の多くの自治体でも設置されています。

 仙台市建設局経営企画課三浦直樹課長「今後は仙台にゆかりのあるデザインを色々探して、更に増やしていきたいと考えています」