神奈川県箱根町にあるホテルの庭園では、色とりどりのツツジが見頃を迎えています。

 芦ノ湖の湖畔にあり、雄大な富士の姿を望む「小田急・山のホテル」の庭園では、赤やピンクなど約3000株の色鮮やかなツツジが咲き誇り、訪れた観光客の目を楽しませています。

 庭園のツツジは明治時代、ホテルの前身の岩崎男爵の別邸時代に国内外の要人をもてなすために植えられたものです。

 芦ノ湖や富士山を借景にした美しい庭園のツツジは「男爵のつつじ」として愛されています。

 品種は84種類で、なかには樹齢100年を越えるつつじもあり、人の背丈をはるかに超えるものもあって、庭園の遊歩道はさながら「つつじの回廊」となっています。

 今は赤やピンクといった濃い色の花が見頃ですが、これから淡い色の品種も咲き始め、ますます庭園は彩りを増していきます。

 山のホテルのツツジは5月中旬まで楽しめるということです。