宮城県石巻市の金華山沖で漁船が転覆した事故で、宮城海上保安部は原因を調査するために漁船を起こす作業を行いました。

 1日、石巻市の金華山南東沖約15キロの海上で県漁協に所属する石巻市の底引き網漁船第2山神丸が転覆しました。

 船長と乗組員の計6人は、駆け付けた海保の巡視船に救助され全員無事でした。

 宮城海上保安部は、原因を調査するため8日に石巻港で転覆した船を起こす作業を行いました。船に亀裂が見つかり、本格的な調査は9日以降になるということです。

 宮城海上保安部によりますと、当時船では海底から網を引き揚げる作業中で、何らかの原因で転覆したとみられています。

 この漁船は2019年にも金華山沖で操業中に転覆し乗組員1人が亡くなる事故を起こしていて、宮城海上保安部では操業の手順に問題が無かったか調査を進めています。